ワーホリ費用は誰が払う?親負担のリアルと後悔しない考え方

親目線で考えるワーホリ

娘が「ワーホリに行きたい」と言い出したとき、正直に一番気になったのは「お金はどうするのか」ということでした。

ワーホリは留学より費用が抑えられるとはいえ、渡航前の準備や現地での生活費など、決して小さな金額ではありません。

親がどこまで負担するべきなのか
本人にどこまで任せるべきなのか

これは実際に直面してみないと分からない悩みでした。

この記事では、実際に娘をワーホリに送り出した親の立場から、かかった費用のリアルや、どこまで負担したのか、そして後悔しないためにどう考えたのかを正直にお伝えします。

これからワーホリを考えている方や、費用面で悩んでいる親御さんの参考になれば幸いです。

ワーホリ費用は誰が払うのか?親として最初に悩んだこと

ワーホリに行くこと自体には賛成の気持ちがあったものの、やはり現実的に考えなければいけないのがお金の問題でした。

「全部親が出すべきなのか」
「それとも本人にある程度負担させるべきなのか」

正直なところ、明確な正解があるわけではなく、かなり悩んだ部分です。

我が家の場合、もし本人に資金が足りなければ「貸す」という形でサポートしようと考えていました。ただ、娘自身は「自分が行きたいのだから、そこは甘えたくないし、そのくらいの準備はしている」と話していました。

その言葉を聞いて、「確かにそうだな」と感じ、最終的には本人の意思を尊重することにしました。年齢的にも26歳ということもあり、親がすべてを用意するのではなく、自分で決めて動くタイミングなのかもしれないと感じた部分もあります。

もしこれが20歳前後だったら、また違う判断になっていた可能性もありますし、年齢によって親の関わり方は変わってくるのかもしれません。

応援したい気持ちはある一方で、「どこまで支えるのが本人のためになるのか」という点については、最後まで考え続けていたように思います。

実際にかかった費用と内訳(リアル)

ワーホリにかかる費用は人によって差がありますが、渡航前にはある程度まとまった資金が必要になります。

まず、ビザ申請の際には資金証明が求められます。具体的には、滞在資金として5,000豪ドル(日本円で約50万円前後)に加えて、帰国用の航空券代を用意できることが条件とされています。

この資金証明については、最寄りの銀行で「英文の残高証明書」を発行してもらうことで対応できます。

航空券については、時期や購入タイミング、行き先によって大きく変わりますが、娘の場合は格安航空券を利用して片道およそ7万円ほどで渡航していました。ただし、季節や都市によっては価格が大きく変動するため、あくまで一例として考えていただくのが良いと思います。

娘が最初に滞在したのは、ニューサウスウェールズ州の、シドニーから車で2時間ほどの場所にある街でした。最初からオーペアとして受け入れてもらえる環境だったため、家賃や食費はかからず、生活費はかなり抑えられていました。

一方で、一般的に都心部でシェアハウスに住む場合は、家賃だけで月20万円前後かかるケースもあるようです。さらに食費や交通費なども必要になるため、仕事がすぐに見つかったとしても、ある程度の資金は用意しておく必要があります。

実際の感覚としては、余裕をもってスタートするのであれば、100万円程度は準備しておいた方が安心ではないかと感じました。

また、海外保険についても重要なポイントです。娘は東京海上日動火災保険の海外旅行保険に加入し、1年間で25万円弱の費用がかかりました。

現地にも日本人スタッフがいて、万が一の際に日本語で電話対応や手続きをサポートしてもらえると聞いていたため、少し高いとは感じましたが、この保険を選びました。

実際に海外では医療費が高額になるケースも多く、何が起こるか分からないからこそ、保険についてはあまり節約すべきではないと感じています。

さらに、想定外の出費が発生することもあります。例えば、体調不良による医療費や、住居の変更、仕事が見つかるまでの生活費など、予定していなかった出費が重なることもあるため、余裕を持った資金計画が大切だと感じました。

こうして振り返ると、「思ったよりかかる部分」もあれば、「環境によっては抑えられる部分」もあり、選ぶスタート環境によって大きく変わるのがワーホリ費用の特徴だと思います。

親が負担した部分と本人に任せた部分

我が家の場合、最初から「どこまで親が負担するか」はある程度考えていましたが、結果として実際に親が負担したのは、海外旅行保険のみでした。

これについても、娘自身は「自分でなんとかするから大丈夫」と一度は断ってきたのですが、親として「最初の1年だけはしっかりとした保険に入っておいてほしい」という思いがあり、その部分だけは負担することにしました。

海外では何が起こるか分からず、医療費も高額になる可能性があるため、安心に関わる部分についてはしっかり準備しておきたいと考えたからです。

それ以外の費用については、基本的に本人に任せる形になりました。

最初はオーペアとして生活していたため、家賃や食費の負担がなく、生活面での大きな支出は抑えられていました。その後、カフェやベビーシッターの仕事をするようになり、収入面でも自立していったように思います。

こうして振り返ると、「最初の安心は親が支え、その後は本人に任せる」という形が、結果的にちょうど良いバランスだったのではないかと感じています。

そして印象的だったのが、2年目の出来事です。

娘がオーストラリアに私たちを招待してくれ、現地を案内してくれました。その際の費用はすべて娘が負担してくれたのですが、「あのとき保険を出してもらったお返しがしたい」と言ってくれたのです。

その言葉を聞いたとき、ただお金を出す・出さないという話ではなく、「どう支えるか」が大切だったのだと改めて感じました。

実際に現地で娘の様子を見ることもでき、流暢とまではいかなくても、日常生活に困らない程度の英語が身についている姿を見て、安心したと同時に、成長を感じることができました。

お金のサポートの仕方一つで、その後の関係性や本人の意識も変わるのだと実感した出来事でした。

正直きつかった?親の本音

ワーホリの費用について、「親として負担に感じなかったのか」という点は、気になる方も多いと思います。

我が家の場合、結論から言うと、負担に感じることはありませんでした

実際に親が負担したのは海外旅行保険のみでしたが、その費用については「出してよかった」と感じています。海外では何が起こるか分からず、医療費も高額になる可能性があるため、安心に関わる部分に関してはしっかり準備しておきたいという思いがあったからです。

その後、2年目以降については、娘自身が現地で保険に加入していました。費用は年間で8万円ほどだったと聞いています。

最初の1年だけ親がしっかりサポートし、その後は自分で考えて準備していくという流れになったことで、「自分で何とかしなければならない」という意識も自然と身についていったのではないかと感じています。

どこにいても、自分のことは自分で考えて行動するしかない——そうした経験を積んだことで、精神的にもたくましくなっていったのではないかと思います。

そう考えると、費用面でのサポートも含めて、結果的には良い形だったのではないかと感じています。

お金で後悔しないために考えたこと

ワーホリの費用については、金額そのものよりも「どう考えるか」がとても大切だと感じています。

これは本当に家庭ごとの考え方による部分が大きいと思いますが、私自身は「できるだけ本人に任せることが本人のためになるのではないか」と考えています。

ワーキングホリデーは、その名の通り「働くこと」が前提の制度です。そのため、最初からすべてを親が負担するのではなく、自分で働いて生活していくという経験も含めて意味があるのではないかと思います。

もちろん、「足りない分を貸す」という形でサポートするのも一つの方法であり、それも結果的には本人の責任で返していくという意味では、同じような考え方だと感じています。

実際に海外で生活してみると、思い通りにいかないことや予想外の出来事も多く、その中で自分で考えて乗り越えていく経験は、何にも代えがたいものになるのではないでしょうか。

「経験に勝るものはない」とよく言われますが、まさにその通りで、実際に体験してみなければ分からないことがたくさんあります。

だからこそ大切なのは、親の考えを押し付けることではなく、本人の意思や考えをしっかり尊重することなのだと思います。

その上で、必要なときには支える——そのバランスを意識することが、お金の面で後悔しないための一つの考え方ではないかと感じました。

結論|ワーホリ費用で後悔しないために大切なこと

ここまで実際の経験を振り返ってみて感じるのは、ワーホリの費用について「誰がどこまで払うべきか」という明確な正解はないということです。

ただ一つ言えるのは、お金の問題は単なる負担ではなく、「どういう経験をさせたいのか」「どう成長してほしいのか」という考え方と深く関わっているということでした。

我が家の場合は、安心に関わる海外旅行保険だけは親が負担し、それ以外は基本的に本人に任せるという形を取りました。その結果、娘自身も「自分でなんとかする」という意識を持ち、現地で仕事をしながら生活していく力を身につけていったのだと思います。

また、後から振り返ると、その経験は単なる出費ではなく、人生にとって価値のある投資だったと感じています。

ワーキングホリデーは「働くこと」が前提の制度だからこそ、できる範囲で本人に任せることが、その後の成長につながるのではないかと感じました。

もちろん、家庭の状況や考え方によって最適な形は違いますが、

「最初の安心は親が支える」
「その後は本人が自分で切り拓いていく」

このバランスを意識することが、結果的にお金の面でも気持ちの面でも後悔しない選択につながるのではないかと思います。

これからワーホリを考えている方にとって、自分たちなりの答えを見つけるヒントになれば嬉しいです。

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